債務整理
借りたお金は、返さなければならない。確かにそのとおりです。しかし、多重債務者の中には、違法な取り立てに苦しみ夜逃げせざるを得なかったり、残念なことに自殺に至ってしまうケースもあります。例年、経済苦による自殺者は、交通事故死亡者数を上回るといわれています。
この問題の一因は、違法な高金利にあり、それを規制する主な法律が、利息制限法と出資法と貸金業法です。弁護士らによる過払金返還請求訴訟等により、ここ数年で、違法な高金利は劇的に減少しましたが、まだ金利に苦しむ人は少なくありません。また、返済不能になってしまう事情は人それぞれです。勤務先の倒産、解雇、病気…。なぜ多重債務に陥ってしまったのかを個別の事案ごとに検証して、二度と借金苦に陥らないようにする方策を一緒に考えていくことも重要だと考えます。
ところで、債務整理とは法の理念に従って借金を整理することですが、一口に債務整理と言っても、例えば、個人(自営業含む)の債務整理の内容を分類すると自己破産、個人再生、任意整理、特定調停の4種類に分けることができます。それぞれ、メリット・デメリットがあり、また、事案によってどの方法が良いのか、箇別具体的に判断する必要があります。
まずは、債権者ごとに、最初の借入日、借入額、残債務金額、月々の返済額を整理した債権者一覧表(簡単なメモ書きで結構です)等を作成して、返済の際の領収書や記録レシート、カードを持参の上、ご相談ください。
■ご用意いただきたい資料
債権者一覧表、領収証や記録レシート、カード類、銀行や郵便局の通帳類、給与明細書、
アパート契約書、財産目録、住民票 等
債権者一覧表、領収証や記録レシート、カード類、銀行や郵便局の通帳類、給与明細書、
アパート契約書、財産目録、住民票 等